2006年02月12日

2月12日(日)

◎郵便銀行 民間銀へ振込可能に 全銀システム加盟要請へ 【1面】


現在、郵貯口座から民間銀行(一部を除く)の口座へ資金を移動させるためには、いったん郵便口座から現金を下ろし、その現金で民間口座へ預け入れ・振込みを行う必要があります。
これは郵便局のシステムと民間銀行のシステムとが同じネットワークに繋がっていないからだそうですが、07年10月に民営化される郵便貯金銀行では、郵便貯金と民間銀行とを同じネットワークに繋ぎ、郵貯口座と民間銀行口座との振込みを現金化せずに行うようにしようと検討しているようです。
これを実現するためには、全国現行データ通信システム(全銀システム)に加盟する必要があるそうなのですが、これに地域金融機関の反発は必至とのこと。

今回の郵貯の全銀システム加盟は、郵貯の顧客サービスの向上につながります。
郵貯の民営化による顧客サービスの充実は、競合相手となる地域金融機関にとっては脅威となるため、簡単には賛成しそうにないとのこと。



◎賃金交渉「第3期」に 好業績どう配分 国際競争力労使が知恵 【1面(特集)】

景気が回復局面にあり企業業績も好調という企業環境は、その企業で働く労働者にしてみたら賃上げが見込める環境にあるように見える。

しかし、最近の企業の競合相手は国内だけでなく世界中に存在している。
このため、賃金水準の低い中国など新興国の企業を相手にコスト競争力を維持するためには、なかなか賃上げに動けないのが実情とのこと。





◎ライブドア株 粉飾固まれば上場廃止へ 東証方針 【3(経済)面】
◎積み立て傷害保険 予定利率引き上げ 大手6損保運用環境が好転 【3(経済)面】
◎トヨタ製ハイブリッド車 米、特許侵害で調査 【4(企業)面】
◎トヨタ北米に技術伝承拠点 【4(企業)面】
◎生活習慣病 コーヒー1杯予防に効果 【10(健康)面】
◎マイバランス 俳優 辰巳琢朗さん 【15(家計)面】
◎株価はどうきまる? 板情報の見方 【19(マネー入門)面】
◎ラブドア事件あす起訴 堀江容疑者独房の抗戦 【38(社会)面】

posted by ごま at 13:25| Comment(70) | TrackBack(16) | 2月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月07日

百貨店絶好調?

平成18年1月7日付

個人消費の回復論をよく耳にしますが、本日の日経新聞にもそれを裏付ける記事が掲載されています。


『発売り商戦 百貨店絶好調』 【消費/31面】

百貨店各店では初売りセールを行っていますが、売り上げは絶好調。
衣料品がけん引役となり、伊勢丹新宿本店では初日に史上最高の26億円の売り上げを記録するなど百貨店はウハウハな様子。
初売りの増減率を見てみると、三越日本橋本店が前年比+12%と高い伸び率を記録し、百貨店9店の平均増減率は前年比+7%となってます。

聞くところによると、僕の地元名古屋でも名古屋駅にある高島屋では初売りの行列ができたとか。
50数年ぶりの大寒波だというのに消費は旺盛なようです。
小売店などは天候によって業績は結構左右されるようなのですが、今の名古屋景気は寒波などものともしない勢いなのかもしれません。


ところが。


ところが、【投資・財務欄】では大手百貨店に関する別のデータが掲載されているのですが・・・。

『大手百貨店4社、営業増益に』 【投資・財務/15面】

記事では、大手百貨店4社(高島屋、三越、大丸、松坂屋)の今期の年間業績見通しが掲載されています。
そこでは、大手百貨店4社のうち3社は、営業利益2桁の伸びの見通しとなっています。

初売りなど売り上げ好調で儲けが出る。
これは誰もが思うことなのですが、この記事をよく見ると利益の源泉である売り上げは、各社前年並みもしくは前年を下回る見通しとなってるんです。


初売り好調にもかかわらず年間売り上げは前年を下回る。
なかなかおもしろい現象です。

ここで考えられることは、
@百貨店の通期見通しが弱気の予想をしている。
A初売り好調は都市部だけで、百貨店の地方支店は依然消費が低迷している。
と言ったところでしょうか。

実際は百貨店の業績は05年3月から06年2月の業績を予想しているんですが、消費が回復してきたのはまだまだ最近なのかもしれません。
この消費が続くようであれば、来期(06年3月から07年2月)の売上高は大きく伸びるのかもしれません。

posted by ごま at 19:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 1月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月06日

平日版の紙面構成

日本経済新聞の紙面構成を平成18年1月6日付(14版)を基にご紹介します。
どこにどのような内容の記事が書いてあるかの目安になればと思います。

紙面構成は以下のとおりですが、掲載面に多少のズレがあるかもしれません。


【1面】
1面には世の中に大きなニュースが書かれます。
日経新聞の場合、その名のとおり経済に大きな影響を与えるニュースが1面に掲載されます。

1面を上下左右に4分割すると、右上に掲載される記事が日経新聞が一番注目する記事です。
右下には前日の日経平均・ドル円相場・長期金利(10年国債)それぞれの取引結果が記載されてます。
1面左側には、特集記事が掲載されています。


【総合・政治】
2面には政治に関する記事と社説が掲載されています。
3面は総合欄ですが、内容は日経独自調査の結果なんかが掲載されています。
また、3面右下に『きょうの言葉』という欄があり、1面で掲載されたニュースの用語解説が載ってます。


【経済】
5面です。
マクロ経済に関する内容の記事が掲載されます。
GDPだとかCPIに影響を及ぼすニュースですね。


【金融】
7面に銀行・証券・保険など金融機関関連の記事が記載されています。
この金融欄に特化した新聞、日経金融新聞なんてものもあります。


【国際】
8面9面の見開きで国際事情に関する記事が掲載されています。
やはり日経新聞らしく世界の経済事業がメインとなります。


【企業(総合)】
11面から企業をとりまくニュースが掲載されています。
企業総合欄には業界ニュースが載ることが多いです。
なお、企業欄に特化した日経産業新聞なんて新聞もあります。

【企業1】
13面。総合欄に載りきらなかった業界ニュースや主要企業個別ニュースが掲載されます。


【企業2】
15面。前面に載りきらなかった個別企業の記事が掲載されます。
ニュースが多い場合、【企業3】面もできます。


【投資・財務】
16面・17面。企業の決算内容や資本政策など投資に役立つ情報が掲載されます。
投資情報なので、上場企業に関する記事ばかりです。


【マーケット総合】
18・19面。
前日の金融市場の結果が掲載されています。
金利相場⇒為替相場⇒株式相場、という順番で記事が書かれています。
個人的には匿名コラム『大機小機』が好きです。


【証券】
23面〜27面。
上場企業の前日の株価を一覧表示しています。
順番は、東証1部⇒東証2部⇒新興市場⇒大証⇒名証の順番です。
その後に投資信託の情報も載っています。


【商品】
29面。商品市況に関する記事です。


【経済教室】
31面。
大学教授などによる経済の勉強ページ。
はっきり言って全然難しい。


【消費】
35面。
新商品情報など個人消費関連記事が掲載されています。
日経MJの抜粋版みたいなものかな。


【TV欄】
37面。


【地方版】
39面に発行する地方の経済に関する記事が掲載されています。


【スポーツ】
41面。
味気ないスポーツ欄です。


【社会】
42・43面。
事件事故などが掲載されています。


【文化】
裏1面。
読み物コーナーですね。



posted by ごま at 12:53| Comment(0) | TrackBack(5) | 紙面構成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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